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絵畫科

| 日本畫 | 油畫 | 版畫 | 壁畫 | 油畫技法?材料 |

日本畫

◆學科?専攻概要

japanese_painting_img200901 絵畫科日本畫専攻における教育研究は、現代絵畫としての創造性の追求と同時に、わが國美術の伝統技術?精神を継承し、これを発展させることを主軸に據えています。

 これは1887(明治20)年、本學の前身である東京美術學校創立時から一貫した理念であると同時に、現代を生きる作家、また美術教育に攜わる者として常に意を払う命題と考えています。そして、この『伝統を基盤とした現代絵畫の創造』という命題こそが、現代絵畫のなかにあって、様々な要素を內包しつつも一定の獨自性を貫く「日本畫」という一領域を確立し、多くのすぐれた作家?研究者を輩出するにいたる根幹となっています。

 また、今日では、人々の価値観や生活スタイルの変化に伴い、美術のみならず日本を取巻く環境は地球規模で大きく変化しています。この國際的な変革期のなか、「日本畫」を支え、成り立たせてきた素材や美意識が、どのように生み出されてきたかを理解し、「日本畫」の今後を擔う問題意識と意欲をもちつつ現代的な絵畫表現を研究する若い作家、研究者を育成することが本學絵畫科日本畫専攻に課せられた使命であり、理念でもあると考えています。そして、このような自國の伝統文化への深い理解と考察は、同時に表現に対する真摯な問いかけでもあり、真の國際化に向けての第一歩であると考えています。

>> 日本畫研究室公式Webサイト

◆カリキュラム

○カリキュラム(學部教育)

 學部教育では、日本畫の基本的な技法を通して材料の理解と造型感覚とを體得させ、作家として創造活動ができるような能力を養うこと、及び美術にかかわる諸分野での指導的人材の育成を目標としています。
 なお、學部では、原則として複數の教員による學年擔當制により指導が行われますが、學生が自由に才能を伸ばせるよう全教員が指導にあたる教育研究體制をとっています。

 學部1~2年では主に基本的な造形力を養うための授業科目として、人物、風景、靜物、動物、植物、自由課題の各制作実習に加え、古典模寫、人物素描、技法?材料研究、寫生旅行の実習があります。なお、1年次は取手校地での実習となります。

 學部3~4年では、制作実習の自由課題を増やし、各學生が自主的に創作テーマを設定することにより、作家活動に不可欠な企畫力?発想力を養成するカリキュラムとなっています。なお、3年次には幅広く日本畫をとらえる機會として版畫/壁畫実習、奈良?京都への古美術研究旅行も行います。
さらに、制作実習と並行して日本畫技法材料の習熟度に沿ったより高度な、古典模寫、技法?材料研究が効果的に配置されており、4年間で日本畫制作のみでなく伝統技法、材料等も含めて幅広く日本畫について學ぶことのできる教育プログラムとなっています。

○カリキュラム(大學院教育研究)

japanese_painting_img200903 大學院は、3研究室からなり、各研究室とも複數の教員の指導のもと、學生それぞれの研究テーマに沿った創作研究活動を行います。また、研究室ごとに特化した教育研究プログラムによる多様な技法?材料実習や集中講義も編成されています。
 修士課程では、學部で習得した知識や技術を基に、さらなる蕓術性を追求するための造形力?創造力の育成、知識の習得を目的としています。なお、各研究室の在學生は、各學年4名程度です。
 博士後期課程では、創作研究のみならず論文執筆に取り組むことで、より高い絵畫表現の研究と専門的な知識?理論とを習得することを目的としています。それにより次代を擔う表現者?指導者として活躍しうる表現能力と理論的基盤を身につけます。在學生は、全研究室で各學年3名程度です。

第1研究室: 各自の通常制作を基に、學生自ら企畫運営する実踐的な展覧會実習、美術館見學実習などを通して、伝統の現代における新たな表現形態を探ります。また、実習を通して古典的表現と多様化する現代の表現?展示形態という両面について學び、國際的な視野を持った作家として活躍する基盤となることを目標とします。
第2研究室: 現代の日本畫素材?技法を取り巻く危機的な狀況を鑑み、紙?絹?墨のほか、顔料?膠?筆など
の用材?用具の研究講義や、それを基とした制作の展覧會実習などを開設しています。制作?素材研究の両面から「日本畫」の研究を行い、伝統材料?技法を現在の環境と共に考察し表現する「現代日本畫作家」を輩出することを目指しています。
第3研究室: 日本畫の基盤研究ともいえる國寶を含む古典重要作品の模寫実習は、獨自の貴重な実習であり、伝統技法の研究とその伝承を中心におきながらも、創作研究の可能性を広げる重要な機會となっています。また実習に伴う高いレベルでの古典作品分析は、伝統的絵畫表現を探求する學生にとり必要不可欠な実踐的教育プログラムともなっています。

○その他(國際交流、留學生の受入れ、卒業後の進路など)

-國際交流-
 これまでは留學生の受け入れ、中國敦煌壁畫の調査研究交流、帰國し教職についた留學生との研究者ベースでの交流、大學主催の交流展への參加などにより交流が行われてきました。日本畫あるいは各國の伝統的絵畫をとりまく環境が大きく変化している現在、學生の相互交流をも含めた積極的な交流を行う準備を進めています。

-留學生-
 これまで中國?韓國などのアジア諸國をはじめとして、アメリカ?イギリス?オーストリアなど歐米各國からも留學生を受け入れています。ほとんどの留學生が國費による研究生として來日していますが、その後、受験を経て修士課程、博士後期課程へと進學する留學生もいます。

-卒業?修了後の進路-   
 卒業?修了生の多くが作家として、國內外の個展、グループ展等の開催を通じて、また公募展、コンクール等での入選、入賞などにより美術界で活躍しています。
 就職狀況としては卒業生の多くが教員免許を取得し、中學校?高等學校の教員として美術教育全般に広く貢獻しています。
 その他、文化講座や受験予備校などの講師、放送、出版、デザイン関係、ゲーム関連、美術館、博物館、福祉施設、また保存修復関連の企業に就職する卒業?修了生も見られます。

指導教員

教育科目

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油畫

◆學科?専攻概要

oil_01 1896(明治29)年、東京美術學校に西洋畫科が設立されて以來、歐州の同時代の絵畫思潮を移入摂取しつつ、日本という土壌での油畫の展開が本學においても連綿と続けられてきました。
1933(昭和8)年、西洋畫科は油畫科と改稱し、1949(昭和24)年東京藝術大學が設置されると、絵畫科油畫専攻となり現在に至っています。
西洋絵畫における物の見方や方法論、技法、材料、またその表現から読み取れる意味等、様々な背景が徐々に理解、受容されると共に油畫の教育もその実質を変えてきました。設立當初より本専攻は、國際化の一翼を擔って近代化する日本文化を先導し、その気運は、第二次世界大戦後もそのまま受け継がれてきたと言えます。

 従來の絵畫や彫刻といったカテゴリーでは捉えられない表現が現れて久しい今日、本専攻は、そうした時代の変化に対応するべく、それまでの油絵具による寫実的表現を基軸とした教育方法を堅持しつつも、寫真、映像等、多様なメディアまで拡張された表現に対する研究教育推進を行ってきました。

 現在油畫専攻は、前記二方向を包括する教育研究プログラムを実施しており、絵畫全般に渡る領域を視野に入れつつ、世界に発信する日本獨自の絵畫蕓術の研究拠點として、多様化した表現を統合する新しい絵畫の概念を構築すると共に、伝統的技術から先端技術に跨がる様々な表現媒體を駆使して表現していく若い蕓術家、研究者の育成を目指しています。

◆カリキュラム

 學部は1?2年次の基礎課程と3?4年次の専門課程で構成されており、絵畫造形全般の基礎としての素描(ドローイング)から、専門領域である油畫実技まで様々なメディアの體験を通して、絵畫表現と絵畫から派生する幅広い表現を學びます。3年次からは希望により版畫研究室に所屬することができ、より専門的なカリキュラムが組まれています。
 大學院においては、油畫、版畫、壁畫、油畫技法?材料、合計13の研究室が設置されており、學生の研究テーマと各研究室の専門性により各自の研究?制作に合わせて、それぞれの研究室の特質を生かした大學院教育と研究が行われています。

○カリキュラム(學部教育)

 學部1年次は取手校地において展開しており、絵畫造形全般の基礎としての素描(ドローイング)を年間を通してカリキュラムの中心に據えています。1年後期から2年次にかけて、本科の専門領域である油畫実技を通して絵畫表現を探ると同時に、學生自らの內部に潛む表現力を引き出すために、寫真、ビデオなどの映像メディア、土、石材、木材、金屬、合成樹脂などの素材を扱い、インスタレーションをも含めた平面?立體造形表現の多様性を探ります。また、卵テンペラと油絵具による混合技法、フレスコ、モザイク、ステンドグラスなどの壁畫表現の技法、銅版、木版、リトグラフ、スクリーンプリントなどの版表現の技法など、実地に手で觸れる機會が設けられます。

 3?4年次は、學生個々の自主的な創作研究が中心となります。3年次には、2週間にわたる奈良?京都を中心とした古美術研究旅行が設けられ、仏像、障壁畫などを含む古典蕓術と出會うことで、新たな自己を発見する機會を設けます。このように、古典から現代にまで続く蕓術表現の多様性に応じて、學生が自己の資質を発見し、自らの表現の內容とその表現手段を発見し深化させていく過程が、基本的な學部の4年間です。その成果として、4 年次の1年間は「卒業制作」に取り組みます。

■學部1?2年次(基礎課程)

【絵畫の基礎?可能性】
 學部1年次は取手校地で創作研究を進めることとなり、絵畫造形全般の基礎としての「ドローイング」を通年の共通課題として中心に據えながら、絵畫の基礎的要素(イメージ?物質?行為?環境)を提示した基礎実技指導を行っています。また、フレスコ、モザイク、ステンドグラス、テンペラなど油畫の成立以前の絵畫材料と絵畫技術に取り組み、絵畫の発生から展開に係わる基本を學びます。後期には創作研究発表を展覧會形式で行うと同時に、企畫運営の実踐的教育も行っています。取手校地には、絵畫材料工房、石材工房、版畫工房、寫真工房など多くの工房が開設されており、工房設置講座による専門性の高い実習?理論を取り入れた基礎専門教育を通して、様々なメディアと絵畫表現の関わりと可能性を學ぶ環境を整えています。

 學部2年次は校舎を上野校地に移し、1年次で學んだ絵畫の基礎的要素の更なる可能性を探っていきます。通年、様々な選択カリキュラムが開設され、學年末には基礎課程の最後として、制作と展示を「進級展」として一般公開を行い、全教員が審査をし、合格したものが3年次からの「専門課程」へと進むことになります。

■學部3?4年次(専門課程)

【表現の展開?獨自性-卒業制作】
 専門課程においては、學生個々の自主的な創作研究が中心となり、基礎課程をふまえ、自己の表現の內容とその表現手段を展開し深化させる専門実技指導を行っています。
 學部3年次には、2週間にわたる奈良?京都を中心にした古美術研究旅行が設けられ、障壁畫などの絵畫作品、建築、彫刻、さらに庭園などの環境的なものを含む古典蕓術と出會うことで、新たな自己を発見する機會が設けられます。

 このように、古典から現代にまで続く蕓術表現の多様性に応じて、學生が自己の資質を発見し、獨自の表現とその表現手段を発見し深化させていく過程が、基本的な學部の4年間です。その成果として「卒業制作」があり、その作品制作に4年次の1年間が與えられています。

○カリキュラム(大學院教育研究)

oil_painting_img200902 大學院修士課程において油畫は、第1~第7研究室まで設置されており、自己の表現領域において更に専門的に創作研究を行い、社會に対応する獨創性豊かな人材を育成するため、各擔當教員の徹底した個別指導のもと獨自性を尊重した教育が行われています。各研究室では、それぞれ教員と學生の緊密なコミュニケーションが前提となる、主體的な研究?指導が行われています。

 同時に、複數の研究室による共同企畫や合同授業によって橫斷的な連攜指導も行われています。また、他分野の専門領域の理解を深め、表現內容とその表現手段を、社會と対応する美術表現に結びつける方法を修得するために、學外から數多くのアーティスト、キューレーターや評論家等を招き、多角的な側面からの集中講義も開設されています。

 博士後期課程においては、博士學位取得を前提とし、制作、理論雙方を擔當教員とそれをサポートする數名の擔當教員によって、より高度で総合的複合的なグループ指導が行われます。自己の創作研究活動を社會に向けて発信し、さらには國際的美術表現を展開できる専門家育成のための指導を行っています。

指導教員

教育科目

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版畫

◆學科?専攻概要

絵畫科版畫printmaking_img2016 版畫は、機能的な側面としての「メディア性、間接性」、素材の持つ「物質性」、そして様々な版種における「強固な形式」を持つ魅力的な表現
媒體であると考えます。

 版畫研究室では、銅版、リトグラフ、木版、スクリーンプリントの主要4版種の実習を通じ、基礎的版畫技術を修得し、各版種の特徴的な表現への理解を深めるとともに、版畫が印刷媒體としての機能から出発して、様々な蕓術ジャンルを包括しながら進んできた歴史的、社會的背景も踏まえた創作?研究を深めていきます。1970(昭和45)年以來、油畫専攻3年次からの移行、所屬を受け入れ、學部2年間の版畫基礎教育を行い、學內共通工房としての役割を併せもつ本研究室は、1967(昭和42)年以來、油畫、日本畫、デザイン科(昭和50年まで)、蕓術學科、美術教育に門戸を開放し、基礎技法、基礎技術の教育を集中講義の形態で擔當してきています。それぞれのカリキュラムに従って絵畫蕓術教育の一翼を擔いつつ、徹底して版表現に絞った教育と研究をしており、我が國の伝統文化である木版をはじめ、各版種とも堅実な基礎技法、技術の修得および素材研究を土臺として、國內にとどまらず國際的にも活躍できる表現者、幅広く社會に貢獻できる専門性を持った人材の養成に努めています。

>> 版畫研究室公式Webサイト

◆カリキュラム

○カリキュラム(大學院教育研究)

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 版畫研究室の大學院教育では、日本畫、蕓術學科など、他科へ開かれた多くの集中講義が裾野として行われています。銅版、リトグラフ、木版、スクリーンプリントの各版種ともカリキュラム編成は創作研究が主ですが、學部3、4年次対象の基礎実習および素材研究に參加できるようになっており、各自の研究スケジュールに自由に組み込むことができます。また、研究教育成果の公表として、研究室前に版畫廊という展示スペースを設け、學生の自主的な研究発表の場としており、また積極的にグループ展、公募展、個展等、外部で研究発表を行っています。教育スタッフの研究発表については、それぞれ獨自の発表のほか、毎年外部の畫廊、美術館等で行っています。

 我が國の版畫は國際的に評価が高く、外國からの留學希望が非常に多く、これまでにも、韓國、中國、タイ、インド、パキスタンなどアジア諸國はもとより、フランス、ドイツ、オーストリア、アメリカ、カナダ、オーストラリア等の西歐諸國からも多數受け入れ、國際親善あるいは國際文化交流に大きく貢獻してきています。

 博士後期課程においては、博士學位取得を前提とし、制作、理論雙方を擔當教員とそれをサポートする數名の擔當教員によってより高度で総合的複合的なグループ指導が行われます。自己の創作研究活動を社會に向けて発信し、更には國際的美術表現を展開出來る専門家育成のための指導を行っています。

指導教員

教育科目

壁畫

◆學科?専攻概要

hekiga_02 壁畫研究室の設立は、1957(昭和32)年、フレスコが油畫実技の授業として採用されたことに遡ります。1960(昭和35)年、油畫専攻にフレスコ研究室が新設され、1962(昭和37)年、モザイク実習が採用されます。1963(昭和38)年、大學院設置にともないフレスコ研究室が設置され、翌年「版畫?壁畫研究室」となりました。
 1969(昭和44)年、壁畫部門と日本畫古典模寫部門が合同し「壁畫研究室」として獨立します。1972(昭和47)年、ステンドグラスが油畫授業に採用され、翌73(昭和48)年、日本畫古典模寫部門が壁畫研究室から分離し、壁畫研究室は壁畫第一研究室、壁畫第二研究室の二つの研究室による油畫の一講座として體制が整い、現在に至ります。

 壁畫研究室はフレスコ?モザイク?ステンドグラスの専門的な教育?研究を擔ってきた歴史があり、それは、現在においても変わりません。建築物や住環境と一體となって表現される古典技法は、壁畫の基本理念、技法?材料、表現を學ぶ上で不可欠であることから、油畫1年次選択科目授業として行われており、また、多くの専門的な集中講義も開設されています。

 壁畫研究室の指針は、歴史的継続性を重視する一方、現代の社會に対応する新たな理論や表現を研究、模索する方向性も重視し、壁畫表現における幅広い人材の育成に取り組む教育?研究活動を行っています。

◆カリキュラム

○カリキュラム(大學院教育研究)

 壁畫研究室は、歴史的継続性を重視する一方、現代の社會に対応する新たな理論や表現を研究、模索する方向性も重視し、壁畫表現における幅広い人材の育成に取り組む教育?研究活動を行っています。

 壁畫第1研究室では、様々なアートプロジェクトを通して蕓術文化の創造プロセスを研究しています。壁畫というジャンルは、古代より人間の生活、環境、社會と密接な関係の上に成り立ってきた蕓術であり、人間の創造活動そのものを総合的に捉えなければならない側面を持っています。そうした観點において、社會的にリアライズするまでのプロセス、様々なフィールドを読み解く観察力?イメージ力、表現動機を培う授業を取り入れ、現代の思想?メディア?技術とともに美術を捉え、獨創性を重視しそこから生ずる様々な表現の可能性を探究しています。

 壁畫第2研究室は、西歐古典壁畫技法(モザイク?フレスコ?ステンドグラス)の研究と技術の修得、そしてこれらの技法の応用による各自の創作活動が主體となっています。同時に、様々な環境や構築物と一體となる美術という基本概念から、前述した3つの技法にとらわれることなく、自然環境または都市や建造物との密接な関係から、素材や技法を試行し表現へ展開できるよう、専門的かつ橫斷的なカリキュラムが組まれています。

 博士後期課程においては、博士學位取得を前提とし、制作、理論雙方を擔當教員とそれをサポートする數名の擔當教員によってより高度で総合的複合的なグループ指導が行われます。自己の創作研究活動を社會に向けて発信し、更には國際的美術表現を展開出來る専門家育成のための指導を行っています。

指導教員

教育科目

油畫技法?材料

◆學科?専攻概要

technique_01 油畫技法?材料研究室では、自己表現としての油畫制作を主軸に據え、各學生の絵畫表現の可能性を探ります。絵畫を物質面から支えてきた、絵畫材料、絵畫技術の側面から、「油畫とはどのようなものか」「油畫の成立はどうであってどのように展開してきたのか」という課題にも取り組み、実技実習、講義、演習を通して理解を深めています。実地に模寫作品を試みたり、また支持體、地塗り、絵具の自家製法を試み、現在油畫制作を行う上での絵畫材料、絵畫技術の探求に攜わっています。

 油畫技法?材料研究室は、學部1年次の油畫専攻(日本畫専攻、その他の學部1年次も含む)に対して「絵畫技法史材料論」を開講し、絵畫の基礎知識を、絵畫材料學、絵畫技法史の側面から取手校地にて授業を開講しています。さらに、油畫専攻1年次を対象に「地塗り実習」を行い、木枠の組み立て、麻布の張り方、膠引き、地塗り(白亜地?乳濁液地)を行い、加えて木板(パネル)を支持體にした場合の地塗りの方法を実地に指導しています。

 絵畫構造の基本を実技?実習?理論の側面を通して、総合的に學ぶ教育體制と、個人としての自律と寛容の精神のもと、學生自身の個性を尊重した教育?研究活動を行っています。

◆カリキュラム

○カリキュラム(大學院教育研究)

 油畫技法?材料研究室は、自己表現としての油畫制作はもちろんのこと、絵畫材料、絵畫技術の側面から、「油畫とはどのようなものか」「油畫の成立はどうであってどのように展開してきたのか」という課題にも取り組み、その研究成果を踏まえ実地に學生自身の自己表現としての油畫制作に攜わっています。また、支持體、地塗り、絵具の自家製法を試み、現在油畫制作を行う上での絵畫材料、絵畫技術の研究にも攜わっています。

 例えば、西洋古典のテンペラ畫および油畫作品の支持體、地塗り、絵具層と順を追っての再現模寫および、絵畫材料、絵畫技術の文獻講読および模寫実習を行い、イタリア前期ルネッサンスのテンペラ畫の実際を考察しています。寫真実習では、平面作品を主體にした自作品や人物を対象に、撮影技術、引き延ばし、現像、焼き付け技術の習得を目指しています。これらの成果をもとに、學生自身の作品のプレゼンテーションとして、寫真と文章を組み合わせたレポート作成、およびその內容について教員と學生が一體となったディスカッションを重ねています。

 また、東京藝術大學大學美術館に所蔵されている多數の日本を代表する明治前期油畫作品の優品全作品を対象にした調査研究も長年行ってきており、支持體、地塗り、絵具層、ワニス層と、絵畫の重層構造に著目し、それぞれの狀態を文章と寫真資料にまとめ、デジタルアーカイブ化し、データ?ベースの構築も行っています。

 大學院においては、油畫だけではなく、油畫というジャンルを超えて、半立體、畫像、インスタレーションと多様化、複合化を志向する學生も多くいますが、それらの中にも古きを溫め、新しきを知る姿勢が一貫して流れているように思われます。本來の意味でのアカデミックな探求の場において、「絵畫とはなにか」という問いに各學生が真摯に向き合うことのできる教育研究體制を整えています。

 博士後期課程においては、博士學位取得を前提とし、制作、理論雙方を擔當教員とそれをサポートする數名の擔當教員によってより高度で総合的複合的なグループ指導が行われます。自己の創作研究活動を社會に向けて発信し、更には國際的美術表現を展開出來る専門家育成のための指導を行っています。

指導教員

教育科目

○その他(國際交流、留學生の受入れ、卒業後の進路など)(油畫/版畫/壁畫/油畫技法?材料)

-國際交流-
 絵畫科油畫専攻は、東京美術學校當時「西洋畫科」と稱していたことからもわかるように開校以來、國際的視野に立って創造研究活動してきた研究領域といえます。近年の國際交流協定校の増加に伴い、本専攻においても積極的な國際交流が行われています。クイーンズランド?カレッジ?オブ?アート、グリフィス大學、中國美術學院、シカゴ美術館附屬美術大學など、毎年、東西問わず様々な國々との交換留學、交流展、合同授業、ワークショップ等を國內外において実施しています。

-留學生の受け入れ-
 蕓術教育研究の國際性と大學院教育の高度化、また、より開かれた國際交流を促進するために、留學生受け入れの基盤整備とその拡大を積極的に推進しています。これまでに韓國、中國、タイ、インド、パキスタン等のアジア諸國をはじめフランス、ドイツ、オーストリア、アメリカ、カナダ、オーストラリア等、西歐諸國からも恒常的に多數の留學生がおり、國際親善、國際文化交流に大きく貢獻しています。

-學部卒業?大學院修了後の進路-
 個展、公募展、社會活動等で自作品を発表し、作家活動を開始する者をはじめとして、蕓術?美術?教育系の大學や小?中?高等學校の教員、また、美術系予備校、専門學校などの講師に採用される者も多くいます。近年では、ゲームや畫像コンテンツ作成など企業への就職も増加しています。また、國費留學生や私費留學として海外へ留學する者も一定數認められます。

<入試>
 絵畫科油畫専攻に在籍し、學業および実技が続けられる資質を選考するために、以下の內容の入學試験を課しています。

? 學部入試

○ 學科試験
 學科試験は「センター試験」を採用しています。絵畫科油畫専攻の受験者には、実技能力だけではなく、自然科學、人文科學、語學といった幅広い分野の知識が要求されるので、3教科3科目を受験してください。

○ 実技(1次)「素描」
 この実技試験は、出題された內容を「素描」によって表現するものです。
 この試験では、出題を(1)どのように理解したか、(2)どのように観察したか、(3)どのように表現できたか、以上の3點を主に絵畫表現の基礎的な描寫力を評価します。

○ 実技(2次)「絵畫」
 この試験は、受験生の資質と作品の獨創性を問うもので、出題された內容を「素描?油彩」によって表現するものです。
「素描」では、出題された內容にしたがって、受験生の(1)構想力、(2)構成力、以上の2點を主に素描における個人の創造力を評価します。
「油彩」では、上記の內容に加えて、形態と色彩による総合的な造形表現能力を評価します。
 以上、學科?実技のすべてを加えて、総合的に判斷し、受験生の中から適性者を選抜します。

? 大學院入試
 修士課程では、獨創性の高い絵畫表現の創作研究を行う能力を審査するため、作品とドローイングファイル、ポートフォリオの提出が求められます。さらに、絵畫における専門的な表現力や知識、研究計畫について審査するため、実技試験と面接試験が課せられます。
 博士後期課程では、獨創性の極めて高い絵畫表現が求められ、課程修了時に作品?論文による博士審査があるため、その創作研究を行なう能力を審査します。そのため、作品とポートフォリオの提出のほか、論文作成の能力を審査するため、小論文の提出と口述試問、および語學(英語)能力審査が課せられます。

※詳しくは募集要項をご覧ください。

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